VOICE Akatsukiエンターテインメントで未来を振動させる、アカツキのWebマガジン

SHINES

もしも、ゲームUIデザイナーのパパが「戦隊ヒーロー」だったなら?

2018.10.10

アカツキでは「自分らしさは力」だと考えています。
自分らしく生きる源泉は、「大好き!」「大切」「こうなりたい」という気持ちです。

働く一人ひとりの「自分らしさ」は、世界をもっとワクワクする場所へとぬり変えていくエネルギーに変換されていきます。

だから私たちは、自分らしく働き、遊び、生きよう。
自分たちのハートで、この世界を色づけ、輝きで満たそう。

そんな私たちの思いを伝えるために、アカツキで働く「自分らしく生きる人」を紹介します。


今回は、ゲーム開発のデザイナーである 小畑 公良にインタビュー。プライベートでは3児の父として子育て真っ最中でもある彼には秘密がありました。それは、「実は戦隊ヒーローである」ということ。

アカツキは個性豊かなメンバーが多い会社ですが、まさかの戦隊ヒーロー登場です!デザイナーとして、そしてときどきヒーローとしてどこかに現れるという彼の生き方は、どんなものでしょうか。

パパはデザイナー、ときどき戦隊ヒーロー!

ー 家庭では3児のパパという小畑さんですが、ゲーム開発のデザイナーでもあり、戦隊ヒーローでもあるという話は本当ですか?

アカツキ  デザイナー 小畑 公良

 

はい。実はデザイナーは仮の姿で、ヒーローが本職なんです。
・・・というのは冗談ですが、“ HIPHOP戦隊 B-BOYGER(ビーボイジャー)”というグループで、センターの赤ボイジャーとして活動しています。高校時代から続けてきたBBOYの活動が戦隊ヒーローを始めるきっかけでした。この動画をご覧いただくと僕らB-BOYGERがどんなヒーローかわかっていただけるかと!

 

HIPHOP戦隊BBOYGER 【Planet-B~故郷は惑星B-BOY~】

 

ー 富士山をバックにした特撮と本格的な音楽とダンスに驚きました!元となった「BBOY」とは、どんなものですか

BBOYの“B”は、Break DanceのBです。簡単に言うと、BBOYING(ブレイクダンス)をする人をBBOYと呼びます。僕は高校時代に先輩の導きでブレイクダンスを始めました。最初は半分モテ、あと半分はカッコいいからという理由でしたから、まさかその後の人生にこれほど大きな影響を与えるとは思いもしませんでした。

半分モテ、半分カッコいいで初めたブレイクダンスが戦隊ヒーローへの入り口に

 

誕生!宇宙で唯一の非暴力ヒーロー、B-BOYGER

ー “HIPHOP戦隊 B-BOYGER の始まりは?

戦隊ヒーローの前身となった “UNITY SELECTIONS ”(右から5人目)。左端はNYで個展も開いた弟TAKU OBATAの彫刻作品

 

B-BOYGERの前身となったのは、ブレイクダンスユニット “UNITY SELECTIONS ”でした。高校から大学時代は、来る日もくる日も所沢駅や航空公園駅で練習して、クラブイベントやダンスバトルに出ていました。そんな中、ラップグループ「ZINGI」(ジンギ)のライブでダンスをする機会があり、「ZINGI」のリーダーMC仁義さんからBBOYの戦隊ヒーローやりたいという話をもらったんです。元々尊敬する大先輩でしたし、HIPHOPやBBOYのハードルを下げたいという考え方で意気投合して話が進みました。

ー HIP HOPやB-BOYのハードルを下げるために、戦隊ヒーローを?

BBOYは怖くなんかない。ダンスや音楽、ファッション、いくつものエッセンスが重なり合って完成したカルチャーだ

 

そうです。世間一般のHIPHOPやBBOYのイメージって、「怖い」とか「あのチェケラッチョってやるやつでしょ?」とかマイナスイメージも多いんですよ。だから「BBOYがヒーローの格好をしていたら、もっと沢山の人にアプローチできるかもしれない」と考えました。戦隊ヒーローなら、子どもやおじいちゃん・おばあちゃんにも、「面白そう!」ってHIPHOPとBBOYに親しんでもらえる。じゃあ特撮×HIPHOPで戦隊ヒーローしよう!それも宇宙で唯一の非暴力ヒーローだ!と結成したのが2007年でした。ちょうどBBOYPARKというイベントの10周年だったので、特別面白いことしようぜという意味合いもあり、1度きりのステージのつもりで挑みました。

ー 1回限りの登場だったはずが、現在も活動を続けている理由は?

「こういう見た目だけど、性格はいたって穏やかです」

 

各方面からの反響が思いのほか大きかったからです。TVや雑誌、クラブイベント、それからSUMMER SONICにも。よみうりランドでは、王道のヒーローショーもやりました。他にも大学の学園祭、プロレスの前座、地元所沢の市民フェスティバル、結婚式の余興などなど…あらゆるところに登場して、BBOYの魅力をひたすら届けてきました。2007年に本格的な活動をスタートして今年早くも11年目です。BBOYGERはダンスはもちろん、音楽にも強いこだわりがあります。BBOYとしては、特にBBOYに届けたい想いが強いですね。NHKのTV番組の企画でm-floのVERBAL氏にトラックを提供してもらった際は、メンバーと話し合って「伝わる歌詞」や「振りを付けて踊りやすさ」、「ノリの良さ」などを意識して作りました。その番組では「世界で通用する」とお墨付きをもらったんですが、世界的認知度を上げていくのはこれからですね(笑)

1回限りのはずだったヒーローは、気づけば11年目

地球を幸せにするのは、武力ではなく平和とエンタメの力だ

ー ヒーローということは、悪者と戦うこともあるのでしょうか

主に悪の秘密組織THUG×THUG団(サグサグ団)と幹部のイカ太郎と戦うことが多いです。戦いでは勝ったり負けたり。宇宙で唯一の非暴力ヒーローとして「暴力反対!友情・努力・勝利」を掲げていますので、暴力ではなくダンスで勝負しています。最終的には仲良く一緒にダンスをしたり(笑)

ー お子さん達にはヒーローであることを明かしているのでしょうか

本人談にたがわず、穏やかで話しているとホッとするような人柄。それが、ひとたびダンスが始まると、キレあるダンスのBBOYに

 

はい。子ども達もよく知っていますよ。今春小学生になった7歳の女の子と4歳の男の子、そして1歳の女の子がいますが、上の子たちは「パパのB-BOYGERより◯◯ジャーの方が強いよ!」なんて言うこともある。いやいやB-BOYGER負けちゃいないよ!って話します(笑)それでも子どもたちは、B-BOYGERが登場するイベントに参加したときは決まってダンスの真似ごとを楽しそうにしていますよ(笑)

 

悪役との戦いが目的ではない。非暴力ヒーローとして地球の幸せのために現れる


ー B-BOYGERとして、心に残っているできごとは?

ヒーローショーをした時など、本気でヒーローとして扱ってくれる子どもたちがいるのは、すごくうれしいものです。ふつうのBBOYおじさんだと、よっぽどマセた子どもじゃないと寄りつきませんが、ヒーローに変身した途端、気軽に絡んでくれる。かっこいい!って言ってくれたり、キックしてじゃれてきたり。外国人も声をかけてくれます。今でこそ、メンバーが本業が多忙だったり、ライフステージが変化したりで、活動はゆるやかですが、「HIPHOPやBBOYを多くの人に知ってもらいたい、武力ではなくエンタメの力で地球を幸せにしたい」という目的はある程度果たしてきたと思っています。何よりも、ヒーローのいでたちだけで、コミュニケーションのハードルをすごく下げられた実感があります。

心動く瞬間を届けたい。デザイナーにもヒーローにも共通する思い

ー ダンスや音楽で魅せる平和なヒーローなんですね。それは小畑さんの思いからですか?
僕は人を楽しませたり笑わせたりするのが好きです。デザインやクリエイティブで人にカッコいい・面白いと感じて欲しい。ブレイクダンス、B-BOYGER、ゲームのデザインの仕事、どれも根底でつながっています。いつも「心動く瞬間をみんなに届けたい」という思いが強いです。

ー BBOYは、小畑さんの生き方そのものですね

BBOYという生き方を選び、もうすぐ四半世紀

 

確かにそうですね。もうすぐ25年ですから、四半世紀BBOYを貫いているんだなぁ。新卒で入ったのもTokyo BBOYSというBBOY関係の会社でした。その後フリーランスのデザイナーへ転身し、IT系の会社やテレビ局系の制作会社でのWebデザイナーを経験して某ソーシャルゲーム企業で経験を積み、アカツキに来ました。

「小畑さん、アカツキで一緒に世界目指したくないですか?」にグッときて入社

ー アカツキに出会ったきっかけは?
前職のソーシャルゲーム会社で一緒だった村上くん(現アカツキCDO:チーフデザインオフィサー)の誘いです。彼と会う度に、言葉の端々から「アカツキっていいぜ!本気でエンタメを追求してるぜ!」というのが伝わってきて、最初は全く転職するつもりがなかったのに、いつの間にか心が決まっていました。何度目だったか、「小畑さん、アカツキは世界を目指しています!一緒に世界を目指したくないですか?」という口説き文句に、「そりゃヤバイね!」って(笑)これが決め手になりました。

ー 入社してみて感じたことは?

いつもはキリリとした空気で進むというデザイナーの定例会議。この日は赤ボイジャーに変身して出席。メンバーたちの笑いに包まれた

 

アカツキに入って2年になりますが、僕の場合、入社前のイメージとのギャップはほぼありませんでした。トップも社員も本気でエンタメを極めて世界を目指して成長を続けている。それがアカツキなんだなと。仕事は本気だけど、オフィスは裸足というリラックス感も気に入っています。

「小畑さんの撮影ならコレだよね!」とチームメンバー達が自前のB-BOYGERのTシャツで迎えてくれた(前列・右から二番目はCDO村上)

老若男女が楽しめるように。デザイナーとしてのプライド

ー デザイナーとしての小畑さんの仕事は?

意見は職種関係なく出し合う。アカツキのゲームがクオリティを追求していく場だ

 

「八月のシンデレラナイン(以下:ハチナイ)」というアカツキオリジナルのゲームのデザイナーをしています。僕は主にUIを中心に担当しつつ、ハチナイデザインチームでリーダーをしています。デザイナーは8人。職種関係なく意見を出し合えるので「この機能入れたいね」の話から、デザイン・実装するまでのスピードがとても早いのが特徴です。みんなゲームへのこだわりが強いので、お互いの意見がぶつかることも多々ありますが、妥協せずとことん話し合える関係です。これはチームの強みだと思っています。

ー デザインしている「八月のシンデレラナイン」の魅力は?
ハチナイの最大の魅力は、野球が好きな人はもちろん、そうでない人も老若男女が安心して楽しめる青春ストーリー、そして魅力的なキャラクターたちです。ゲームでは女子高生を育成しながら、一人ひとりの特徴を活かした強いチームを作っていきます。打順と守備位置を考えたり、難しい試合に挑んだりするところが本当に面白いです。キャラクターに高度なスキルを習得させるとゲームの醍醐味が一層増します。

ー 小畑さん自身は、どんな風にハチナイを楽しんでいますか
もちろん僕も自分のスマホで遊んでいます。ひたむきな女子高生選手のストーリーを見たりしていると元気が出てきます。「自分もがんばろう!」って気持ちになれる。この気持ち、ハチナイをご存知でない方々に最も体験していただきたいところです。最近だとフレンド的な機能も実装されて、始めたばかりのユーザーを経験豊富なユーザーがサポートして選手を強くしてあげることもできるようになりました。ビギナーさんも気軽に楽しめる機能をこれからも増やしていきたいです。自分が携わった機能で遊んで「楽しい」など、SNSなどで声をあげてくださっている方を見かけると、本当にうれしいです。

ー 小畑さんが好きなハチナイキャラクターは?

「カッコいい!」「そうなんです!九十九、かっこいいでしょ!!」ひとしきりハチナイの話題で盛り上がる

 

個人的に好きなキャラクターは、九十九 伽奈(つくもかな)です。僕はプロ野球だと埼玉西武ライオンズのファンで、中でも栗山巧選手が大好きです。九十九は、僕の好きな栗山と同じ外野手で、クールというか、ツンデレなのがいい。左翼手の栗山に対して、九十九は右翼手なのでそこはちょっと違いますが、ミート力や走力といったステータスも憧れの栗山に近い感じがして応援したくなる選手です。ハチナイには個性豊かなキャラクターが揃っているので、ぜひ皆さんにも自分のお気に入りを見つけて楽しんでいただきたいです。

ー 入社2年目。困難はありましたか?
そうですね。リリース前のプロジェクトにいた頃に自分の能力不足もあったりして、チームマネジメントに苦心しました。スケジュールをうまく回せなかったり…。厳しい局面でみんなが迷わずに進むためには、リーダーがしっかり方向を指し示すことや、メンバーとの連携や段取りの大切さなど、チームでのゲーム開発について色々学べた2年間でした。

ー これからアカツキで実現していきたいことはありますか?

デザイナーとして「ハチナイ」のデザインに携わりつつ、デザインチームのリーダーとしてマネジメントも担っている

 

まずはハチナイを「面白いね」の先へと発展させたいです。「ハチナイで勇気をもらって自分もチャレンジできました」「こういうのをやりたかった!」なんて声をいただくと、すげーうれしいので、もっとユーザーさんの人生にいい影響を及ぼせるような体験を届けたい。「このデザインめっちゃ好き!」といったユーザーさんの声もデザイナーとして励みにしながら、クリエイティビティを日々高めていきます。

高校時代に器械体操部で鍛えた体幹で、39歳の今もキレのあるダンスで魅せる

父として、アーティストとして。人生に爪痕を残したい

ー 家族、仕事、そしてBBOYという生き方。小畑さんの目指す未来はどんなものですか?

好きな道へ進む姿を見守ってくれた両親のように、自分も子どもたちをのびのび育てたい

 

一番大切なのは、父親として子どもの未来をしっかりサポートしていくことです。僕の両親が好きなようにさせてくれたように、子ども達にものびのび育って欲しい。奥さんが家庭を支えてくれていますので、僕は子どもたちと絵を描いたり、虫捕ったり、プラモデルを作って遊んだり、笑わせたり。家でもエンタメ係です(笑)

仕事ではゲームで世界を楽しく。そして、休日には子どもたちの「エンタメ担当」を楽しんでいる

 

父親として、そして一人のアーティストとして、人生でなにか爪痕を残したいという思いがあります。
いつか「お父さんは偉大だった」と思ってもらえる、そんな痕跡を残せる生き方をしたいです。

ー エンタメの世界で痕跡を残したいという思いでしょうか
やっぱりエンタメの世界ですね。アカツキには「自分のやりたいことと仕事が一致する」というチャンスがあります。「エンタメで世界をワクワクさせる」というビジョンが、自分がやってきたこと・やりたいことと重なっているのは、ここで働く魅力の1つです。僕はアカツキをいい意味で利用しながら、カッコよくて面白い世界をつくりたい。BBOYという最高のエンタメを新たなエンタメへと進化させて。アカツキは、この夢を実現できる場所だと思っています。

桃ボイジャーの弟TAKU OBATA(左)と。TAKUは海外の一流ミュージシャンにも人気の彫刻家だ

 

ー この先も、BBOYとして歩んでいく未来を描いていますか
僕はBBOYになって人生いろいろ救われた人間なので、そこに迷いはありません。BBOYの良さをもっと多くの人に、特に子どもや若い人たちに届けたい。B-BOYGERについても、世代交代なども視野に入れながら、活動していきたいと思っています。

ー B-BOYGERって何?というところから始まり、気づけばBBOYにも親しみを感じるように。一人ひとりの「好き」が、新たなアカツキ発エンタメやカルチャーを生み出す可能性を秘めている。改めてそう感じるインタビューでした。

PROFILE

小畑 公良 Tadayoshi Obata  street name:OBACHANGデザイナー

1978年 埼玉県所沢市生まれ。3人兄弟の長男。
高校入学後仲間たちとブレイクダンスユニットで活動を始める。
日大芸術学部を卒業後「東京B-BOYS」入社。その後フリーランスデザイナー、テレビ局の制作会社でWebデザイナーを経てゲーム業界へ。
2016年アカツキに入社
現在B-BOYGERはそれぞれのメンバーの生活を優先しつつマイペースに活動中。

【B-BOYGER】
http://www.bboyger.com/

<フェス出演決定!> 2018年11月4日(日) 
鉄工島フェス
会場:東京都大田区京浜島
https://tekkojima.com/

【八月のシンデレラナイン(アカツキ)】
ハチナイ × パ・リーグ6球団コラボ、大好評開催中!
https://hachinai.com/

WRITER

インタビュー・編集:坂井 朋子