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3Dアニメーター 重田一樹インタビュー【アカツキゲームスのシゴト】

2023.01.16

アカツキゲームスの人々は、どんな仕事をしている?  アカツキゲームスでの働き方について、さまざまなメンバーが語る当シリーズ。今回はデザイン部3Dアニメーターの重田一樹さんです。

アカツキゲームスに入社したきっかけ

僕は工業高校出身で、そのまま高校の推薦を受けて工業大学に進学するはずでした。ただ、高校時代に衝撃的にハマったゲームタイトルがあり、「自分で作ったらもっと楽しいんじゃないか?」と思ってしまったことが、ゲーム業界に進むきっかけです。

高校卒業後は専門学校に通い、なんと高校時代にハマったゲームを作っている会社に入社したんです。アニメーターとしてキャラクターの動きを作るだけでなく、ゲームのオープニングやエンディングのムービーも手掛けるなど幅広く仕事を任せてもらい、充実した17年間でした。

ただ、第2子が産まれることをきっかけに、好きな仕事をがんばるばかりではなく、さまざまな点で家族に返していきたいと考えるようになりました。初めての転職活動のなかで、アカツキ※1の面接を受けた時のことは今も忘れません。他社の面接で感じた「で、何ができるの?」と評価される雰囲気がなく、あたたかく魅力的な人ばかりとの面談でした。その場で「仕事にも人にも熱意をもって向き合っている、この人たちと働いてみたい」と思ったんです。

※1 アカツキゲームスは2022年4月に株式会社アカツキから分社化

アカツキゲームスで過ごす日常

実際に入社して分かったのは、一人ひとりの魅力は勝手に育まれるものではないということ。アカツキゲームスという会社は、ゲームだけでなく、それを作る人にも真剣に向き合っています。「どうなりたい?」を大事にしていて、上司や同僚がサポートしてくれる。僕もサポートを受けて閃くことが多く、だからこそ自然とメンバーを支援したいと思います。

業務の話をすると、僕が今メインで担当しているのは、3Dアクションゲームのバトルシーン。企画側からの相談をベースに、キャラクターがより魅力的に見えるように、手触りのあるアクションを作っていきます。自分の身体の感覚はリアリティを追求するために重要なので、例えば実際にヌンチャクのようなアイテムを振り回してアクションを体感して、キャラクターに落とし込むことは日常です。

映画のワンシーンのように俳優さんの演技が欲しい時は、実際にモーションキャプチャをつけた俳優さんに対して、映画監督のように演出を行うこともあります。とにかく、関わる人も工程も多い分、生みの苦しみはあります。でもそれ以上に貢献感があって、完成したゲームのどの場面にも自分の仕事が出てきて、誇らしくもあります。

ちなみに、アカツキゲームスではモーションキャプチャの機材を社外でも使えるので、自宅で実際の動きを確かめることもよくあります。在宅だから機材が揃わず仕事が捗らないということはありません。ただ在宅ワーク※2が多いと会社帰りに映画を観て……ということはなかなかできませんが、これまでの知識や経験はもちろん、映画やアニメを見たり読んだりして新たなインプットをして自分の引き出しを増やすことが、より魅力的なキャラクター作りにつながると思うので、引き出しが空っぽにならないように常にインプットは意識しています。

※2 2023年1月現在、アカツキゲームスでは社会状況やPJT状況に合わせて出社/リモートワークのどちらか、またはハイブリッド形式を採用しています。

めざしたい姿

今でも充分、いい仲間といい仕事をしている感覚はありますが、いつか自分の子どもと一緒に遊べるゲームが作れたらいいなという目標ももっています。これは絶対、アカツキゲームスで叶えたいですね。

次回のインタビューは……

次回は、森山ウォーカ翔さんです。森山さんは、相手をしっかり見てコミュニケーションを大切にしていて、アカツキゲームスの社風を体現している人だと思います。森山さんの描くデザインはエモーショナルで心にグッと迫るものがあるけれど、言葉でもきちんと伝えてくれる。作品だけでなく森山さん自身も魅力的なんです。

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文:伊勢 真穂 編集:大島 未琴 写真:山口 真由子